このあいだ、新聞記事の整理をサボっていたのをまとめていたのですが、最近のある一週間、食品業界の興味深いトレンドがみえてきた時がありました。
●おつまみ、スナック系
”家飲み”需要対応として
・カルビーは「Oh!おつまみ」シリーズを展開(堅焼きおつまめ塩わさび味、するめ一味マヨネーズ味)
・ロッテもおつまみスナックに参入フレバ(北海道・東北限定から全国展開へ)
・江崎グリコはチーザやクラッツに新製品投入
– チーザ(チーズ1.5倍、トマト仕上げ)
– クラッツ(チキンマスタード)
– タパスタ(カルボナーラ味)
・東ハト「暴君ハバネロの種」を拡充(チリサルサ味のリニューアル、マスタードオニオン味を追加)
(2012年3月26日~4月4日 日経産業新聞より)●省エネのために水出しコーヒーが売れる?
キーコーヒーは、節約志向をにらんで常温の水で抽出するコーヒーの5割増産を決めた。休日を返上し24時間対応で生産している。昨夏の節電時に冷たい飲み物を持ち歩く人が増えたことに対応したもの。
(4月4日 日経産業新聞より)
ずいぶんと一般家庭向け食品業界の記事が目立っていました。不況に原発の稼動停止が追い打ちとなって、外食を控えながらも家での消費電力も少なくしたいという消費者の思いを反映しているのでしょうか。
この傾向、私が家庭向け商品へ農畜産物のキュレーションをする上で、見逃せない要素だと思います。
不況も節電傾向もまだ当分は続くでしょう。これからも外食産業の落ち込みは続くのでしょうか?それとも家庭での冷房をさらに控えるために、人々はついに外へと食べに出て行くでしょうか?
(しかしこんな記事を書いていると、小腹が減ってきていけませんね)
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