このブログでも何度か紹介してきた、大学と農業の話。
フジテレビの情報番組「特ダネ!」でも紹介されていたので見た方もいるかと思いますが、
5月10日の日経夕刊一面に、「食の安全」というキーワードで
大学の農学部熱が高まってきているという記事が掲載されていました。
龍谷大学の農学部新設に加え、私がアグリサイエンス講座を受けている
明治大学の黒川農場の話も。
(黒川農場は一般向けに有機農法の講座を公開しています。)
記事によると、ここ8年ほどで農学部志望者が右肩上がりに増えているそうです。
他学部と違い、バイオ関係など就職に直結する研究ができるということが
そもそもの人気の始まりだったようですが、
最近では昔ながらの、土をいじって野菜を育てる農業のほうにも
スポットがあたっていると、こうして農関係の情報をキュレーションしている私は、
肌身にしみて思います。
巷では「農業系男子」なる言葉も流行の兆しとか。
「草食系男子」に続く、新たな「系男子」の登場です。
この言葉が出てくると、いよいよ本当の流行が始まる!て感じがしますよね…
国連大学前のファーマーズマーケットを仕掛けている「男子野菜部」の本を
以前このブログでも紹介しましたが、
いまどきの若者が垢抜けたスタイルで農業にトライする姿が
「かっこいい=モテる」という構図になりつつあると。
農業をめぐる大学の活発な動きというのは、一面的な話ではなく
もっと広い視野で見たときに、来るべき食糧危機に備える等々
各所のいろんな狙いのもと動いているという点もあると思います。
でも、今日本の農業が、「若者たち」という裾野からかわろうとしている、
それもまた間違いのない事実で、この動きを見落としてはならないと思います。
引き続き、この話題キュレーションしていきます!
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