グリーンツーリズムという言葉を聞いたことがありますか?
農村民泊、といえば知っている方もいるかもしれません。
元々はヨーロッパで長期滞在型のバカンスの1形態としてあるものですが、日本では、
「1992年度に農林水産省により「グリーン・ツーリズム」という言葉が提唱された。
全国205箇所をモデル地区として指定し、振興を図った。
同省ではグリーンツーリズムを、農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を
楽しむ滞在型の余暇活動として位置づけている。
上記の「滞在型」は「周遊型」に対する概念であり、必ずしも宿泊に限定されるものではない。」(Wikipediaより抜粋)
という形で普及してきた背景があります。
日本では、自然と離れた生活から農村回帰指向に変化しつつある都市住民と、
衰退する一方の農漁村を結びつけ、活性化させるための手段として、
山村留学や体験農業など民間で行われていたものを、
農水省がそれに「グリーンツーリズム」という名前をつけ、地域活性の手段として後押ししてきました。
体感としては、Iターンや趣味の菜園、スローライフへの注目が集まる今こそ
このグリーンツーリズムを推奨して然るべきだと思うのですが、
かの有名な「事業仕分け」によって交付金制度が廃止になるという話です。
蓮舫氏の「二番じゃいけないんですか?」発言など、インパクトだけあって失敗した印象のある事業仕分けですが、
府省庁ではしっかりと継続していたようです。
しかしこういう時に助成を切るというのは、どういうことでしょうね?
やはり交付金、補助金頼みの地域活性では、限界があるということでしょう。
「ふるさと創生事業」の一億円ばらまきではないですが、
上からではなく、地域住民が主体となる活動でなければ、真の成功は得られないのかもしれません。
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