ちょっと前の話になりますが、10月23日付の日経新聞自動車面に、これは!と思う情報が載っていました。
私がEVhondaという新潟のローカル企業の主催する改造EV車の組み立て講習会に行った話を覚えている方もいるかと思います。
その時に「EVは自動車だけの言葉じゃない。農機具こそEVにすべき」と書いたのですが、
時代はまさにその方向に動いているようです。
関西のベンチャー企業である「EVジャパン」という会社が、過疎地農家向けに「農業用EV三輪車」を開発したそうなんです。
荷台に車載電池で動く散水ポンプが積まれていて、
荷台の上部には屋根がわりの太陽光パネルも。農作業中に充電することもできます。
電源のない農地でも、EVの蓄電池に接続して電気自動車を動かすことまでできてしまう。
素晴らしいですね!
EVが地域にどう影響するかという話で、エネルギーの自立に一役買うかもと言われている話がまさに、
早くもこうして実現したわけです。
蓄電して別の場所に電気を持って行き、別のものに充電することができるわけですから。
官主導でも大企業主導でもなく、地域の草の根から出てきたことが、なおさら意義深いと思います。
「過疎地ではガソリンスタンドが次々となくなっている。生活の足に最適なのはEV」
とEVジャパンの社長である西田長太郎氏は言っています。そのとおり!
このベンチャー企業は自動車整備会社8社が共同で設立したとのことです。
何でも最近は新車ディーラーが整備も手がける傾向があり、
仕事が減った整備外車が生き残りをかけたのが、
車体改造のノウハウを活かした改造EVへの参入だったのだそう。
こういう形で地域経済の活性にも役立つのですね。EVの世界は奥が深いです。
地域の整備会社、地域の再生可能エネルギー、EV農業機器の組み合わせ、素晴らしいと思います!
私もこういう繋がりをコーディネートしていきたいと思っています。
– EVジャパン
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