やはり朝日新聞デジタルの「がんばれ!受験生」というコーナーに、パティシエの柿沢さんという方の話が載りました。
彼女の人生の選択についての記事なのですが、
この方ちまたで有名ですよね。特に女性はご存知の方が多いかな?
目黒区で野菜スイーツ専門店「パティスリー ポタジエ」を経営するパティシエさんで、
美人なこともあってメディアで引っ張りだこです。
別に美人だから今回取り上げたのではありません。私が注目したのはパティシエの役割です。
長野でジビエ料理を通して地産地消の好例を作りだした「エスポアール」オーナーシェフの藤木紀彦さん、
在来野菜と地産地消のトップランナーである山形の「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんなど、
シェフという職業が生産者と消費者をつなぐ上で、いかに重要な役割を果たしているかをご紹介してきました。
私の公式サイトに書いた、
「土と人との間にも、そこにある縁が、まだ誰にも見つけられずに眠っている」という言葉、
それを結びつけるのが「アグリキュレーター」ですから、
誰も見向きもしなかった地域資源を商品化し、消費者に届けた彼らは、立派なアグリキュレーターです。
柿沢さんは、豚が好きだから動物を食べたくない、でも料理の道は進みたい、
という思いを実現するためにパティシエの道を選びました。
その時に影響されたのが「身土不二」という考え方です。
「地元で栽培された旬のものを食べるのは体にもっとも良い」という考え方で、
これって地産地消に通じますよね。
野菜を探して歩くうちに、間引き野菜のことを知り、それを使ってはじめてパイを作りました。
それが彼女の野菜専門パティスリーの始まりです。
1月10日NHK「あさイチ」でも、神奈川県大井町の「大井スイーツセレクション」というお店が紹介されていました。
ここでも地場野菜を使って新スイーツを開発したとのことです。
この時の主役は、パティシエ、ブーランジェ、和菓子職人などの「アグリキュレーター」達です。
これは、大井町の地域振興に今後役立てていくようです。
私は規格外野菜の商品化について去年からずっと考えて来ましたが、
今年はスイーツが狙い目なのかな、と思っています。
さて、私はアグリキュレーターとして、どんな風に野菜とスイーツを結びつけていきましょうか?
– 朝日新聞 がんばれ!受験生「なりたい自分をイメージして」野菜パティシエ柿沢さん
– 小田原箱根経済新聞 「地場産野菜を使って新スイーツを開発-南米の果実「フェイジョア」も使用」
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