毎度おなじみ「Pouch」から、野菜は体にいいだけでなく心にもいいという話題を。
ハーバード大のJulia Boehm博士率いるチームが明らかにした最新の研究結果によると、
25才から74才までのアメリカ人男女1000人を対象にし、血中のカロチノイド濃度を調査し、
それに加えて対象者の性格や性質も調べた結果、楽観主義の傾向にある人はそうでない人に比べ、
血中のカロチノイド濃度が13%高いことが分かったそうです。
カロチノイドというのはつまり「ベータカロテン」のこと。
これは皆さんよくご存知だと思いますが、緑黄色野菜や果物に多く含まれているものです。
人参なんて特に有名ですね。
カロチノイドには血中の抗酸化作用を高める効果があります。
「抗酸化」という言葉も健康ブームに乗って大変注目されている言葉ですので、
どういう作用を持っているか、良くご存知の方が多いのではないでしょうか?
これ、「血液をサラサラにする」とか「アンチエイジング」とか、
体を健康に若々しく保つための重要要素だと言われています。
カロチノイドの持つ抗酸化作用が体にいいことはよく知られていても、
精神状態にまで影響を与えるのは、研究者の間でも驚きを持って受け止められているようです。
毎日、野菜や果物を積極的に摂取したほうがいい理由がまたひとつ増えました。
こういうニュースをきっかけに、自分が体に入れる野菜がどういうものか、
そこまで気にする人が多くなればいいなと思っています。
こんな気になる話も。
先日「給食で死ぬ!ーいじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!」
という本の著者である大塚貢さんの講演会に行ったのですが、
この本のなかでは、農薬を多量に使っている地帯の子どもと
ほとんど使っていない地帯の子どもの違いが衝撃的に描かれているのです。
その真偽のほどは、ご自分の目で確かめていただくとして、
同じ野菜をとるのでも、その質によっては、精神面においての安定剤にも、
凶器にもなりうる可能性があることも覚えておくべきです。
単に「オーガニック」であることを気にする人は多いとおもいますが、
オーガニックといっても色々あって、大企業の商業ベースに乗っかった、地域を大切にしないものもあります。
もっとスローな、地産地消の「質のいい野菜」を体に入れたいと思う人が増えれば、
きっと世界の農業の現状も変わってくるはずです。
野菜でメンタルを変える、その発想からもう一歩、踏み込んでくれる人が増えることを願っています。
– Pouch「健康だけでなくメンタルにも良い!?野菜をたくさん食べると将来に対して前向きになれることが判明!」
– 給食で死ぬ!!ーいじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!
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